佐々木禎子さんは、2歳の時に広島に投下された原爆で被爆しましたが外傷もなく、その後元気に成長しました。
しかし、9年後の小学校6年生の秋(昭和居29年・1954年)に突然、病のきざしが現れ、翌年2月に白血病と診断
され広島赤十字病院に入院しました。回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、8ヶ月の闘病生活の後、
10月25日に亡くなりました。12歳でした。
貞子さんの死をきっかけに、原爆で亡くなった子供たちの霊を慰め平和を築くための像とつくろうと運動が始まり
ました。昭和33年(1958年)、全国からの募金で平和記念公園内に「原爆の子の像」が完成しました。その後
この話は世界に広がり、今も「原爆の子の像」には日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられ、その数は
年間約1千万羽にものぼります。
展示期間中、月曜日から金曜日までの12時30分から13時30分の間、折り鶴を折るための「折紙ワークショップ」
を開催します。また、8月6日(土)の広島平和記念日にも、12時30分から13時30分まで、折紙ワークショップを
行います。ワークショップで折られた全ての折り鶴は、「原爆の子の像」まで送られます。
この展示会は、グレイトブリテン・ササカワ財団の支援を得て、Japan Desk Scotlandの主催(在英大使館および
在エディンバラ日本国総領事館後援)により行われます。また、「サダコと折り鶴」のポスターは、広島平和記念
資料館より貸与されています。
お問い合わせは japandeskscotland@googlemail.com
まで。