感染症関連情報:英国スコットランドにおけるエボラ出血熱感染者の発生
1.12月29日、英国保健省等及びスコットランド政府は,シエラレオネからスコットランドに入国した医療従事者がエボラ出血熱に感染していることを確認したと発表しました。同患者は、28日朝にシエラレオネを出発し(AT0800便),カサブランカ及びロンドン・ヒースローを経由して28日夜にグラスゴーに到着(BA1478便),29日朝に体調不良のためグラスゴーに入院・隔離され,翌30日,より高度な隔離設備のあるロンドン市内の病院に移送された模様です。 英国当局及びスコットランド政府は,患者と同便に同乗していた他の乗客への感染リスクは極めて低いとしていますが,同患者の近くの座席に搭乗していた乗客のフォローを行うとしています。英国では,以前より,ギニア,リベリア,シエラレオネより帰国し,21日以内に発熱等の症状が見られる場合には家に留まり,直ちに医療緊急番号(現地直通番号111または999)に電話で相談するよう呼びかけを行っていました。
本感染症については、下記2.とともに、最新の感染症広域情報もあわせてご確認ください。
2.エボラ出血熱について
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