ロンドンでの日本人被害情報(偽警察官による詐欺事件)
最近、ロンドンにおいて日本人旅行者や留学生が偽警官による詐欺被害に遭う事件が複数報告されていますので、十分ご注意願います。
1.犯罪の手口
(1)見知らぬ人物が地図をもって質問してくる。
(2)これに応じていると、警察官(私服)と称する二人組みが現れ、偽造の警察IDを見せた上で、同人物が尋問を受ける。同人が偽警察官にIDやクレジットカードを見せ暗証番号を伝えると、偽警察官は無線機を使いどこかに確認をとる振りをする。
(3)次に、偽警察官は被害者の日本人に対し、ID及び所持しているすべてのクレジットカードの提示を求め、さらにカードの暗証番号を聞いてくる。正確な番号を言わないと警察署へ連れて行くと高圧的になる。
(4)偽警察官は無線機でどこかに連絡をした後カード類を返却するが、1~2枚を気づかれないように抜き取り、立ち去る。
(5)数十分以内にそのカードが不正使用される。
2.対策
(1)見知らぬ人物が近づいてきた場合には、可能な限りかかわり合わない。また、人気のない場所には絶対について行かない。
(2)通常、警察官が該当でクレジットカードの提示を求めたり暗証番号を聞いたりすることはないので、不審に感じた場合は、周囲の人に助けを求める。
(3)本件犯罪被害に遭った場合には、速やかに警察へ通報するとともに、クレジットカード使用停止手続きをとる。
3.同様の犯罪被害に遭われた場合には、最寄の警察に届け出て下さい。また、差し支えない範囲で当館に報告いただければ、個人が特定できない形で在留邦人の方々への注意喚起に利用させていただきます。
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