エディンバラ大学での能公演とワークショップの開催報告

平成30年11月15日
  11月12日(月)に、エディンバラ大学日本語学科で能の公演会とワークショップが開催され、当館から髙岡総領事夫妻が参加しました。
  能楽師の武田宗典(むねのり)氏と森澤裕司氏によるエディンバラ大学での公演は初めてで、「翁(おきな)」、「敦盛(あつもり)」、「海女(玉之段)(あま たまのだん)」といったすばらしい公演に、日本語学科の学生のみならず、日本の伝統文化に興味のある多くの方々が来場されました。
  今回の公演では、武田氏から、面(おもて)と能装束(のうしょうぞく)、舞の表現する型(身体の動きを様式化した能の動き)の紹介を、森澤氏からは、小鼓(こつづみ)の構え方、叩き方と掛け声をご紹介頂くとともに、来場者皆で、能の型と「エア」小鼓によるワークショップも楽しみました。
  公演後は、来場者から能についての質問もたくさん寄せられ、丁寧な分かり易い説明がありました。
  終わりに、武田氏より、新たな能の試み「現代の動きを能の型で表現した場合」の披露があり、会場からの「カメラの自撮り」、「ハンバーガーを食べているところ」、「野球の投打」といった数々のリクエストを即興で舞って下さり、会場は大いに沸きました。
  能を鑑賞するだけでなく、ワークショップを通して、多くの来場者が能を楽しむだけでなく、深く学ぶ機会となりました。