スコットランド日本語補習校卒園・卒業式での髙岡総領事祝辞
令和3年4月9日
本日、スコットランド日本語補習授業校の卒園・卒業式開催にあたり、一言ご挨拶申し上げます。昨年の卒業式が新型コロナウイルス蔓延のため急遽中止となってから一年,先生方,保護者の皆様のご尽力により,本日はスコットランドにしては素晴らしい晴天の下、オンラインで総領事公邸から、二年分の卒業式に参加できるようになりました。
まず卒業生,卒園生の皆様、そして保護者の皆様に、お祝いの言葉を申し上げます。ご卒業、ご卒園おめでとうございます。
この後日本に帰国する皆さん、他の国に引っ越しする人もいるかもしれません、それにすでに日本に帰国している皆さん。このスコットランド日本語補習授業校で学んだこと,大切な思い出を忘れずに,新しい環境の中で頑張ってください。
4月に小学部,中学部に進学する皆さん、勉強はだんだん難しくなっていくでしょうが,日本語の勉強も頑張って続けてください。
さて,このコロナのおかげですっかり変わってしまった世界を,私たちはこれからどう生きていったらよいのか。こんなに恐ろしい病気が世界中で流行ってこれだけ大勢の人が亡くなったのは,今から百年も前のことです。百年も前のことですから,その当時のことを私たちに教えてくれる人はもうほとんどいません。私たちはコロナ後の世界の中でどうしたらよいのか,自分で考えなければなりません。
皆さんはイギリスのポンドのお札を印刷しているイングランド銀行という銀行があるのを知っていますか。その銀行の総裁を去年まで務めていた,マーク・カーニーという人が,先週の新聞に良いことを書いています。今は,世界を作り替える最高のチャンスだと言うのです。
そのためには四つの大切な力を身につけなければなりません。第一にresilience,つまり困難から復興する力,第二にsolidarity,仲間を思う力,第三に,connectivity,世界中のみんなとつながる力,第四にsustainability,地球環境を大切にする力です。
皆さんはこの一年間,コロナ禍の中このスコットランドで一生懸命勉強しました。そしてこの四つの力をいくらかでも身につけたはずです。この力を多くの人と合わせれば、世界を少しでも良い方につくりかえることができるはずです。そしてそんな力をつけた皆さんが、将来日本とイギリスの架け橋となって,活躍してくれることを期待しています。
保護者の皆様におかれましては,本年度は様々な面でご苦労が多かった年だと思います。お疲れ様でした。改めてお子様のご卒業、ご卒園にお祝い申し上げます。
最後になりましたが、授業をご担当される先生方、学校運営に携わっておられる事務局、理事会の関係者様、サポートいいただいた保護者の皆様の、コロナ禍での大変な労をねぎらいたいと思います。総領事館といたしましても、これからも補習校の支援に全力をあげて取り組みたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは以上をもちまして、私よりの祝辞とさせて頂きます。本日はおめでとうございました。
まず卒業生,卒園生の皆様、そして保護者の皆様に、お祝いの言葉を申し上げます。ご卒業、ご卒園おめでとうございます。
この後日本に帰国する皆さん、他の国に引っ越しする人もいるかもしれません、それにすでに日本に帰国している皆さん。このスコットランド日本語補習授業校で学んだこと,大切な思い出を忘れずに,新しい環境の中で頑張ってください。
4月に小学部,中学部に進学する皆さん、勉強はだんだん難しくなっていくでしょうが,日本語の勉強も頑張って続けてください。
さて,このコロナのおかげですっかり変わってしまった世界を,私たちはこれからどう生きていったらよいのか。こんなに恐ろしい病気が世界中で流行ってこれだけ大勢の人が亡くなったのは,今から百年も前のことです。百年も前のことですから,その当時のことを私たちに教えてくれる人はもうほとんどいません。私たちはコロナ後の世界の中でどうしたらよいのか,自分で考えなければなりません。
皆さんはイギリスのポンドのお札を印刷しているイングランド銀行という銀行があるのを知っていますか。その銀行の総裁を去年まで務めていた,マーク・カーニーという人が,先週の新聞に良いことを書いています。今は,世界を作り替える最高のチャンスだと言うのです。
そのためには四つの大切な力を身につけなければなりません。第一にresilience,つまり困難から復興する力,第二にsolidarity,仲間を思う力,第三に,connectivity,世界中のみんなとつながる力,第四にsustainability,地球環境を大切にする力です。
皆さんはこの一年間,コロナ禍の中このスコットランドで一生懸命勉強しました。そしてこの四つの力をいくらかでも身につけたはずです。この力を多くの人と合わせれば、世界を少しでも良い方につくりかえることができるはずです。そしてそんな力をつけた皆さんが、将来日本とイギリスの架け橋となって,活躍してくれることを期待しています。
保護者の皆様におかれましては,本年度は様々な面でご苦労が多かった年だと思います。お疲れ様でした。改めてお子様のご卒業、ご卒園にお祝い申し上げます。
最後になりましたが、授業をご担当される先生方、学校運営に携わっておられる事務局、理事会の関係者様、サポートいいただいた保護者の皆様の、コロナ禍での大変な労をねぎらいたいと思います。総領事館といたしましても、これからも補習校の支援に全力をあげて取り組みたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは以上をもちまして、私よりの祝辞とさせて頂きます。本日はおめでとうございました。