オークニー日本協会関係者との交流(11月25日)

令和5年12月14日
マルコム・マッケイOJA会長(左)と石井首席領事(右)。後方に見えるのが「スケイルジャーナル」。
OJA主催交流会の参加者とともに。前方中央がマックレイOJA会長。後方右端がルタ・レイカOJA副会長。
レズリー・マンソン・オークニー島嶼議会議員(中央)との懇談。ウォード広報文化担当職員(右)とともに。
リアム・マッカーサー・スコットランド議会副議長(左)との懇談。
11月25日(土)、石井みのり首席領事はオークニーにてオークニー日本協会関係者等と交流したところ、概要以下のとおりです。

1 マルコム・マックレイ新会長との懇談
石井首席領事は、スケイルハウスを往訪し、本年11月に新しくオークニー日本協会の会長に就任した第12代ブレックネス・レアド(スコットランドの大地主)であるマルコム・マックレイ新会長と懇談しました。石井首席領事はマックレイ会長に対して会長就任の祝意を述べるとともに、今後のOJAの活動及び連携のあり方などについて意見交換を行いました。

なお、上記懇談が行われたスケイルハウスは、4500年前のピラミッドよりも古いユネスコ世界遺産「スカラブレイ」集落遺跡に隣接しており、同遺跡を最初に発掘した7代目レアドのウイリアム・ワットを始め、1991年まで歴代のレアドとその家族が邸宅としてきた屋敷で、マックレイ会長による6年間の修復工事を経て1997年から一般公開されています。

また、懇談の後には、同屋敷内に所蔵されている「スケイルハウス紀行」と呼ばれる、明治政府の御雇い外国人のひとりでマックレイ会長の身内でもあるドイツ系英国人の水路測量技師ヘンリー・シャポーが明治初期に日本から持ち帰った絵日記集(「木曽川紀行」(2冊)、「荒河紀行」(1冊)、「那須野紀行」(1冊))も鑑賞し、その由来などについてマックレイ会長から説明を受けました。

2 リアム・マッカーサー・スコットランド議会副議長表敬
石井首席領事はOJAの前会長で現在は後援者(パトロン)であるリアム・マッカーサー・スコットランド議会副議長を表敬しました。両者は、最近の政治情勢、同副議長の選挙区であるオークニーと日本との様々なレベルでの協力等について幅広く意見交換を行いました。

3 レズリー・マンソン・オークニー議会議員との懇談
同日夜、石井首席領事はOJAの理事を務めるレズリー・マンソン・オークニー島嶼議会議員と意見交換を行い、OJAに対するこれまでの貢献に謝意を述べるとともに、今後の連携のあり方などについて意見交換を行いました。

4 OJA主催交流会への出席
石井首席領事は、日本や日本文化に造詣が深いオークニー在住の方々が参加したOJA主催交流会へ出席しました。冒頭、マックレイOJA会長が挨拶を行い、OJA会長への就任にあたっての抱負を述べるとともに、乾杯の音頭を取りました。

続いて、参加者は、ジェフ・ムーア氏によるバイオリンの素晴らしい演奏を観賞した後、オークニー在住の眞野華菜子さんがカークウォールでオーナーシェフを務める「サクラキッチン」の彩り豊かで滋味あふれる日本料理を中心とした食事を堪能し、ルタ・ノレイカOJA副会長のよる野点の抹茶を頂くなど、和やかな雰囲気の中で歓談し、親睦を深めました。
眞野華菜子さんの「サクラキッチン」による彩り豊かな料理の数々。
マックレイOJA会長と共に、抹茶を嗜む。