三菱電機工業ヒートパンプ据付トレーニングセンター開所式への出席(5月15日)

令和6年6月4日
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5月15日、藤原直総領事は、スコットランドの三菱電機工業のリビングストン工場でのヒートパンプ据付トレーニングセンターの開所式に出席し、祝辞を述べました。なお、同開所式には、服部太郎三菱電機欧州エアーコンディションニングシステムズ社長及びスコットランド政府からはグレアム・デイ高等・継続教育兼退役軍人担当閣外大臣が出席したほか、多くの民間企業関係者が出席しました。また、当日、藤原総領事はデイ大臣とともに記念プレートの序幕を行った後、トレーニングセンターの視察も行いました。
 
家庭の暖房や給湯などが二酸化炭素を排出する大きな要因となっており、温室効果ガス排出ゼロ社会の実現に向けて、英国政府は2028年までに年間60万台、スコットランド政府は2021年から2016年までに少なくとも12.4万台、2020年代後半には年間で20万台のヒートパンプの導入を目標に掲げています。今年で設立31周年を迎える三菱電機リビングストン工場では、空気熱を利用して冷暖房を実現するヒートポンプ技術を使った空調の製造によって約2000人の従業員を雇用していますが、両政府が掲げる上記目標達成のためには、製造のみならず、据付けを行う要員を育成することが喫緊の過大となっています。今般開設されたトレーニングセンターでは年間1000人のヒートポンプ据付の認定技術者を創出予定であり、ネットゼロ社会の実現に向けたヒートポンプの一層の普及への貢献が期待されます。