日立レイルによる新型バッテリーシステム搭載車両に関するイベントへの出席(11月7日)
令和6年11月13日
11月7日、藤原直総領事及び川上恭一郎在英国日本国大使館経済公使は、北東イングランドにある日立レイル社のニュートン・エイクリフ工場にて開催された新型バッテリー搭載車両を紹介するイベントに出席しました。なお、同イベントには日立レイル社のジョゼッペ・マリノ最高経営責任者が出席し、キム・マクギネス北東イングランド合同行政機構市長、英国議会からアラン・ストリックランド議員、サム・ラッシュワース議員などが出席したほか、ビジネス・貿易省や運輸省などの英国政府関係者、民間企業関係者、マスコミ関係者など多数が参加しました。
今回紹介された新型バッテリーシステムを搭載した車両は、株式会社日立製作所(以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レイル社が、英国のトランスペナイン・エクスプレス及びエンジェル・トレインズと共同で、新型バッテリーシステムをインターシティ車両に搭載したもので、インターシティ車両でディーゼルエンジンをバッテリーに交換する英国初の試み。ヨーク・マンチェスター空港間とリバプール・ライム・ストリート間で8週間に亘り行われた実証実験の結果、バッテリー1個で時速120キロ以上での走行が可能であるほか、燃料コストを35~50%削減できることが確認できました。新型バッテリーシステムは既存のディーゼルエンジンとの併用も可能で、最先端のハイブリット技術によりバッテリー、電力、ディーゼルの電力をシームレスに利用することができ、特に都市部などの非電化区間では排出量ゼロのバッテリーモードで自動的に走行できるようになり、大気環境の改善、騒音軽減にも貢献できます。
また、本バッテリーは、サンダーランドのタータンタイド・テクノリジーズと共同開発され、北東イングランドで発展してきたバッテリー産業のノウハウが活用されていますおり、本バッテリー車両によって、鉄道が英国内のバッテリー需要を拡大させ、2040年までに英国のバッテリー産業全体で10万人を雇用するという英政府の目標を支援することになります。
鉄道車両技術とともに電気に関する技術、デジタル技術も持っているという日立の強みを生かして、鉄道の脱炭素化と近代化に向けたさらなる貢献が期待されます。
今回紹介された新型バッテリーシステムを搭載した車両は、株式会社日立製作所(以下、日立)の鉄道システム事業におけるグループ会社である日立レイル社が、英国のトランスペナイン・エクスプレス及びエンジェル・トレインズと共同で、新型バッテリーシステムをインターシティ車両に搭載したもので、インターシティ車両でディーゼルエンジンをバッテリーに交換する英国初の試み。ヨーク・マンチェスター空港間とリバプール・ライム・ストリート間で8週間に亘り行われた実証実験の結果、バッテリー1個で時速120キロ以上での走行が可能であるほか、燃料コストを35~50%削減できることが確認できました。新型バッテリーシステムは既存のディーゼルエンジンとの併用も可能で、最先端のハイブリット技術によりバッテリー、電力、ディーゼルの電力をシームレスに利用することができ、特に都市部などの非電化区間では排出量ゼロのバッテリーモードで自動的に走行できるようになり、大気環境の改善、騒音軽減にも貢献できます。
また、本バッテリーは、サンダーランドのタータンタイド・テクノリジーズと共同開発され、北東イングランドで発展してきたバッテリー産業のノウハウが活用されていますおり、本バッテリー車両によって、鉄道が英国内のバッテリー需要を拡大させ、2040年までに英国のバッテリー産業全体で10万人を雇用するという英政府の目標を支援することになります。
鉄道車両技術とともに電気に関する技術、デジタル技術も持っているという日立の強みを生かして、鉄道の脱炭素化と近代化に向けたさらなる貢献が期待されます。