武田総領事のスコットランド議会訪問

令和7年6月5日
Photo at Scottish Parliament
6月5日(木)、武田克利総領事は、カレン・アダム・スコットランド議会議員の招きに応じ、スコットランド議会本会議場での「首席大臣質問」、続いて行われた「トマス・ブレーク・グラバー」の生誕187年を記念した討論会を傍聴しました。

カレン・アダム議員の提案動議により、行われた討論会では、リアム・マッカーサー副議長の進行のもと、カレン・アダム議員のほか、テス・ホワイト議員、ジャッキー・ダンバー議員、マーティン・ウィットフィールド議員、ケヴィン・スチュワート議員、ダグラス・ラムズデン議員、フィオナ・ヒスロップ運輸大臣の計7名の議員が発言されました。

トマス・ブレーク・グラバーは、スコットランドのアバディーンから北へ約60マイルにあるフレイザーバラで生まれました。グラバーは日本の近代化に大きく貢献した実業家であり、日本の造船業や産業部門の発展に影響を与えたのみならず日本への近代的な教育制度等の導入にも貢献しました。今日においてもスコットランドと日本の密接なつながりを象徴する人物として語り継がれており、今回の討論会においてもその業績が称えられました。また、その業績を広く伝えるため、アバディーンの生家跡を活用してはどうかとの提案もありました。

幕末から今日に至るまでスコットランドと日本のむすびつきはますます強いものになっており、今後ともさらなる関係の強化、交流の促進が期待されます。

討論会の詳細については以下のHPをご覧ください。
(動画)
https://www.scottishparliament.tv/meeting/members-business-s6m-17428-karen-adam-thomas-blake-glover-fraserburghs-international-legacy-june-5-2025

(議事録)
https://www.parliament.scot/chamber-and-committees/official-report/search-what-was-said-in-parliament/meeting-of-parliament-05-06-2025?meeting=16472&iob=140688#orscontributions_M3896E381P717C2696763