「海と灯台プロジェクト」の当地訪問(9月3日~5日)
令和7年9月3日





9月3日(水)~5日(金)、阿部正隆領事は、「海と灯台プロジェクト」の一環として当地出張中の一般社団法人日本海洋文化総合研究所の池ノ上真一代表理事(北海商科大学教授)、大内さおり事務局長に同行し、スコットランド及びマン島の灯台等を管理する北部灯台局本部やスコットランド灯台博物館をはじめとした灯台関係者を訪問し、意見交換等を行いました。
1.北部灯台局(以下、「NLB」という)本部訪問
9月3日(水)、エディンバラにあるNLB本部を訪問し、マイク・バロックCEOから組織概要を説明いただくとともに、日本の灯台との歴史的なつながり等について意見交換を行いました。その後、フィオナ・ホームズ広報担当の案内のもと、本部内にある展示物等を視察しました。
2. スコットランド国立図書館訪問
9月3日(水)、エディンバラにあるスコットランド国立図書館を訪問し、アリソン・メトカーフ アーカイブ&手稿コレクション キュレーターの案内のもと、当時の日本の灯台に関する、スティーブンソン事務所の記録やリチャード・ヘンリー・ブラントン直筆の書簡、当時の日本の灯台局等とのやりとりが記された書類等を拝見しました。
リチャード・ヘンリー・ブラントンは、1868年から1876年にスティーブンソン事務所の支援を受けて来日し、スコットランドから日本に灯台建設技術等を伝えた土木技術者であり、日本における「灯台の父」として知られています。
1.北部灯台局(以下、「NLB」という)本部訪問
9月3日(水)、エディンバラにあるNLB本部を訪問し、マイク・バロックCEOから組織概要を説明いただくとともに、日本の灯台との歴史的なつながり等について意見交換を行いました。その後、フィオナ・ホームズ広報担当の案内のもと、本部内にある展示物等を視察しました。
2. スコットランド国立図書館訪問
9月3日(水)、エディンバラにあるスコットランド国立図書館を訪問し、アリソン・メトカーフ アーカイブ&手稿コレクション キュレーターの案内のもと、当時の日本の灯台に関する、スティーブンソン事務所の記録やリチャード・ヘンリー・ブラントン直筆の書簡、当時の日本の灯台局等とのやりとりが記された書類等を拝見しました。
リチャード・ヘンリー・ブラントンは、1868年から1876年にスティーブンソン事務所の支援を受けて来日し、スコットランドから日本に灯台建設技術等を伝えた土木技術者であり、日本における「灯台の父」として知られています。


3. スコットランド灯台博物館訪問
9月4日(木)、フレーザーバラにあるスコットランド灯台博物館を訪問し、リンダ・マクギガン館長等の案内で、同博物館の展示、NLBの初代主任技師であるトマス・スミスの設計により、かつてのお城を活用して1787年に竣工したキンナード・ヘッド灯台を視察しました。過去に暴風雨による被害を受けて来年の再建を目指しているレンズ展示室の新たな展示プランや日本とスコットランドの灯台に関するつながりに着目した展示の可能性等について意見交換を行いました。
9月4日(木)、フレーザーバラにあるスコットランド灯台博物館を訪問し、リンダ・マクギガン館長等の案内で、同博物館の展示、NLBの初代主任技師であるトマス・スミスの設計により、かつてのお城を活用して1787年に竣工したキンナード・ヘッド灯台を視察しました。過去に暴風雨による被害を受けて来年の再建を目指しているレンズ展示室の新たな展示プランや日本とスコットランドの灯台に関するつながりに着目した展示の可能性等について意見交換を行いました。

4.リチャード・ヘンリー・ブラントン研究者 ジェフ・グールニック博士訪問
9月4日(木)、ストーンヘイブン在住のリチャード・ヘンリー・ブラントン研究者 ジェフ・グールニック博士を訪問し、リチャード・ヘンリー・ブラントンの日本における活躍の当地における研究状況や、日本との灯台に関する学術連携について意見交換を行いました。
9月4日(木)、ストーンヘイブン在住のリチャード・ヘンリー・ブラントン研究者 ジェフ・グールニック博士を訪問し、リチャード・ヘンリー・ブラントンの日本における活躍の当地における研究状況や、日本との灯台に関する学術連携について意見交換を行いました。


5.マル・オブ・ギャロウェイ灯台訪問
9月5日(金)、スコットランド最南端に位置するマル・オブ・ギャロウェイ灯台を訪問しました。
同灯台は、2024年11月21日に、日本の千葉県銚子市に所在する犬吠埼灯台と、世界初の「姉妹灯台」提携に関する協力覚書に署名しています。当日は灯台を管理するNLBのバリー・ミラー氏の案内のもと、マル・オブ・ギャロウェイ灯台を視察するとともに、訪問者への案内や展示施設の運営を担うマル・オブ・ギャロウェイ・トラストのアレクサンダー・ピーブルス氏、ダイアン・ジェイムス氏らと意見交換を行いました。1930年製ディーゼルエンジンによる霧笛の動態展示は当地でも唯一のものであり、圧巻でした。
今後、灯台を通じたスコットランドと日本の新たな交流が広がっていくことを期待しています。
なお、「海と灯台プロジェクト」については以下をご覧ください。
https://toudai.uminohi.jp/
9月5日(金)、スコットランド最南端に位置するマル・オブ・ギャロウェイ灯台を訪問しました。
同灯台は、2024年11月21日に、日本の千葉県銚子市に所在する犬吠埼灯台と、世界初の「姉妹灯台」提携に関する協力覚書に署名しています。当日は灯台を管理するNLBのバリー・ミラー氏の案内のもと、マル・オブ・ギャロウェイ灯台を視察するとともに、訪問者への案内や展示施設の運営を担うマル・オブ・ギャロウェイ・トラストのアレクサンダー・ピーブルス氏、ダイアン・ジェイムス氏らと意見交換を行いました。1930年製ディーゼルエンジンによる霧笛の動態展示は当地でも唯一のものであり、圧巻でした。
今後、灯台を通じたスコットランドと日本の新たな交流が広がっていくことを期待しています。
なお、「海と灯台プロジェクト」については以下をご覧ください。
https://toudai.uminohi.jp/
