富士フィルムテクノロジーズのバイオ医薬品開発製造拠点の視察

令和7年9月19日
1
2
3
9月19日(金)、武田克利総領事は、北東イングランドティーズサイドにある富士フイルムテクノロジーズのバイオ医薬品開発製造(CDMO)拠点を視察しました。約1,200人の従業員を擁する同拠点では、5億6,000ポンドの追加投資をし、英国で最大規模の遺伝子治療薬専用のプロセス開発・原薬製造施設を建設中で、2026年の稼働を予定しています。同社は、CDMO業界で初めて培養から精製まで一貫生産する連続生産システムを開発するなど、高い技術力と生産性を誇っています。

同社が提供する最先端医療分野の遺伝子治療薬や、幅広い疾患に用いられている抗体医薬品などの高まる需要にこたえるためには、設備の拡充に加え、高い専門知識を有する人材が非常に重要です。このため、同社はエディンバラ大学、ヨーク大学、マンチェスター大学と「センター・オブ・エクセレンス(CoE)」を設立し、25人の博士課程の学生もサポートするなど、学術連携及び人材育成にも積極的に取り組んでいます。