カウデン城日本庭園の訪問

令和7年10月27日
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10月27日(月)、武田克利総領事は、エディンバラから北西に約30マイルほどのクラックマナンシャーにある、カウデン城日本庭園を訪問しました。

スコットランド最大の日本庭園であるカウデン城日本庭園は、今から約100年前に一度完成したものの、1960年代に芸術破壊被害に遭い、長らく放置され荒廃していました。しかし、2008年にこの庭園の新たな管理者となったサラ・スチュワート女史が、2013年から庭園復活のプロジェクトを立ち上げ、大阪芸術大学福原成雄教授のチームの協力を得て庭園を復元し、2017年に60年ぶりに一般公開されました。その後も東屋の整備がなされ、2022年に復元が完了しました。

当日は、天候にも恵まれ、サラ・スチュワート女史の案内のもと、紅葉色づく庭園を訪問し、庭園のこれまでの苦難の歴史を始め、1908年英国の園芸学校に留学中に本庭園の設計・施工を行うこととなった半田たき女史や、その後の作庭家鈴木慈什氏、庭師マツオシンザブロウ氏といった作庭に携わった日本人、その後の復元プロジェクトに携わった福原成雄教授に関するお話を伺いました。
復元が終わった現在も新たなロッジの整備も行われ、今後、伝統的な日本家屋によるビジターセンターの整備構想も検討されているとのことでした。

なお、「カウデン城日本庭園」については以下のHPをご覧ください。
https://cowdengarden.com/