ジェームズ・ハットン研究所の視察

令和7年11月7日
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11月7日(金)、石井みのり首席領事は、スコットランド・グローバル食糧安全保障会議の一環として、他の参加者とともに、ジェームズ・ハットン研究所のダンディー(インバーガウリー)の拠点を視察しました。同研究所はスコットランド(インバーガウリーとアバディーン)を拠点とし、土地利用、作物科学、天然資源管理に関する学際的な科学研究機関です。600人以上のスタッフと150人の大学院生を擁し、最先端の研究施設と実験農場を備えています。
 
当日、視察団は同研究所の最高経営責任者であるコリン・キャンベル教授から概要説明を受けた後、同教授の案内で以下の最先端施設を視察しました。

1.垂直農法施設: 共同研究パートナーであるインテリジェント・グロース・ソリューションズ(IGS)社による施設。 
2.植物表現型解析プラットフォーム「PlantScreenTM Modular System」: 植物の成長や生理的反応を非破壊で自動分析する最先端システム。  
3.International Barley Hub(国際オオムギ拠点、IBH): オオムギの持続可能な生産と品質向上を目指すゲノミクス研究の現場。
 
なお、ジェームズ・ハットン研究所は、ブラックカラント(クロスグリ)育種プログラムや泥炭地(ピートランド)の復元と保全イニシアティブなどを通じて、スコットランドに進出しているサントリーグループと長年に亘って緊密に協力をしています。