マクヴェイン・コレクション特別鑑賞会への参加

令和8年3月10日
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3月10日(火)、武田克利総領事は、グラスゴー博物館所蔵のマクヴェイン・コレクション特別鑑賞会に参加しました。
 
マクヴェイン・コレクションは、スコットランド出身の土木技術者コリン・アレクサンダー・マクヴェインが日本から持ち帰り、1877年、当時のグラスゴー市産業博物館での展覧会に貸し出されたのを契機に、現在に至るまでグラスゴー博物館に所蔵された美術品、工芸品等により構成されています。
 
コリン・アレクサンダー・マクヴェインは、1868年に灯台建設のためにスコットランドから日本に渡った土木技師3名のひとりであり、1876年までの8年間を日本で家族とともに過ごしました。とくに西洋式の測量により、いずれも日本初となる東京の地図作成や銀座大火後の再建に向けた測量、皇居の測量などを担当し、工部省測量司長として活躍しました。また、コリンと妻のメアリーは、日本政府の重鎮となる伊藤博文、山尾庸三、佐野常民、西郷従道(西郷隆盛の弟)らと家族ぐるみで交流がありました。
 
当日は、グラスゴー博物館キュレーターのユピン・チュン博士とコリン・アレクサンダー・マクヴェインの曾孫コリン・フーストン氏の案内により、同博物館リソースセンターに所蔵されている美術品や工芸品、コリン・フーストン氏個人所蔵の関東周辺の当時の絵地図や写真等を鑑賞しました。江戸期から明治期にかけての美術品や工芸品は非常によい保存状態で残されており、1877年当時グラスゴー博物館で展示された際の印も確認することができました。150年以上も前の当時のスコットランドと日本との交流がしのばれる貴重な機会となりました。