政治・経済
■ 英国のEU離脱国民投票 総領事のコメント NEW
6月23日は英国のEU離脱国民投票の日でした。その夜、私は徹夜で開票結果をフォローしました。事前の予想では僅差で残留が勝つだろうと言われていましたので、未明に離脱が過半数を占めたと報じられたときは、正直言って驚きました。早朝にタクシーで総領事館に向かい仕事を開始しました。
離脱決定の報道を受けて、為替や株価は大きく変動しました。世界は我が国をふくめて、まさかの開票結果に大きな衝撃を受けたようです。当館では、スコットランドに進出している日本企業の方々を7月11日に公邸にお集まりいただき、併せスコティッシュ・エンタープライズ(スコットランドに投資した外国企業との窓口になるスコットランド政府部局)の代表をおよびし、説明会を開催いたしました。(配布資料はこちら)
集まった企業の皆様からは、市場及び人材供給源としてのEUが今後も確保されていくかどうかについての懸念とともに、不確定な状況が続くことが最も大きな問題であり、結果がどうなるかが早く明らかになることが重要である、との声が聞かれました。総領事館としては、従来から日本企業の懸念をスコットランド政府に伝えてきているところですが、今後ともさらにこうした努力を積み重ねていきたいと考えています。また、進出企業間の意見交換・情報交換の場を提供してまいりたいとの所存です。